2015年08月24日

映画に先駆けて読む・・・・・天空の蜂

本 天空の蜂
東野圭吾  講談社文庫


東野さんの作品はあまり読んでいない。

理由は・・・なんとなくw 文体が合わないのかなぁ・・・



ani_book2.gif
今秋、映画が公開されますが、モックンが出演するので観に行くかもしれないので読んでみることに。



9784062639149_2.jpg

内容紹介
奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。そしてヘリの燃料が尽きるとき……。驚愕のクライシス、圧倒的な緊追感で魅了する傑作サスペンス。



ミステリの分類でも、サスペンスというかたちで作られています。


しかし、どうも犯人、犯行よりも、原発問題のほうに目が行ってしまいまして・・・。


ミステリというより、内田さんのような社会派小説ですね。
                   kobito_b.gif


原発推進の立場、反対派の立場、そして関心を持たない多くの人々、その主張と意識がしっかりと書かれています。



作者も、ミステリそのものよりも、そちらを書きたかったのではないかと。


だから、アマゾンのレビューに、

「ふつうラストにかけて盛り上がってくるのだが、逆にこれが盛り下がる」

なんてコメントがw


だから、

「登場人物が無駄に多い、原発やヘリの蘊蓄が多い」

なんてコメントがw


うーむ。

総合的には、内田さんのミステリ『沃野の伝説』のほうが上かな。



めんどくさいと思った方は、映画をどうぞw


k_line_c.gif
posted by 金魚 at 07:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月23日

今頃読む【 日本辺境論 】

本 日本辺境論
内田 樹  新潮新書



2010年に「新書大賞」になり話題になったのは記憶にあります。


タイトルから内容を想像して読む気がしなかったんですよね。


お盆に会ったKくんが薦めるので読んでみることにしました。



ani_book2.gif
養老孟司が絶賛するんじゃ、ダメなような気もするけど・・・




610336.jpg

内容(「BOOK」データベースより)
日本人とは辺境人である―「日本人とは何ものか」という大きな問いに、著者は正面から答える。常にどこかに「世界の中心」を必要とする辺境の民、それが日本人なのだ、と。日露戦争から太平洋戦争までは、辺境人が自らの特性を忘れた特異な時期だった。丸山眞男、澤庵、武士道から水戸黄門、養老孟司、マンガまで、多様なテーマを自在に扱いつつ日本を論じる。読み出したら止らない、日本論の金字塔、ここに誕生。




アマゾンで三ツ星半っつうことは、凡作っつうことよね。

まー、ブックレビューでも酷評があることw


おっしゃるとおり、言い訳が多い・・・ご自身で駄作と思ってるのかいなw

「最初にお断りしておきますけど、本書のコンテンツはあまり(というかほとんど)新味がありません」
「もう一度申し上げますが、この本には、ほとんど創見といえるものは含まれていません」
「何度も申し上げますけれど、この本にはみなさんが期待しているような『新しい情報』はありません」

・・・やれやれ。


レビューのなかで、

「ベルサイユ会議で日本の代表が自国権益に関すること以外喋らなかったから多くの国を失望させた」

著者のこの文に強引過ぎると批判がありました。

オイラもこの主張には納得ができません。


「第一次世界大戦の教訓から、欧米諸国は『新しい国際秩序』の構築を目指したが、日本はこれに貢献できなかった。」

当たり前です。彼らの唱える新秩序というのは、自分らの植民地支配の保全・権益の保守が目的なのですから。


アメリカなんて、当初は日本を相手にせずに四大国だけで会議しようとしてたしw 

日本は、人種的差別撤廃という重要な提案を行っている。これにオーストラリアやアメリカ合衆国上院が強硬に反対し、ウィルソン合衆国大統領がつぶした。


この人種的差別撤廃国際的合意となれば、植民地支配に大きな影響を与えたはずである。それを拒絶した列強の『国際新秩序』というのが植民地支配と現権益の保守という『旧秩序の固守』であることは明白であろう。

こういうところを無視して、日本が二十世紀の国際社会に貢献する責務を日本の指導者たちは負わなかったというのはいかがなものか。



著者が認めているように、他の論者の引用が多く、また自説は強引、ちょいとついていけませんでした。


この本に書かれているテーマについていえば、内田さんの論よりも、


「日本史」の終わり

と、

漢文脈と近代日本


を読むほうか゛よっぽど有益だと思います。

  (この二冊については、ブログで紹介済み)


もう二度と内田さんの本は読まんなー。



こんな本が大賞第一位になるなんて「新書大賞」っていいかげんなんだなぁとググってみたら、やっぱそうだったw



本は自分で書店で選ばないとダメなんだとあらためて思った金魚であった。



k_line_c.gif
posted by 金魚 at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 評論・対談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月05日

碓井警部補シリーズ

本 ペトロ
今野敏  中公文庫



この碓井警部補シリーズは、第一作の触発をかなり前に読んでおりましたが、
                     kobito_b.gif


第二作の『アキハバラ』は背表紙の説明を読んでなんとなく気が進まずに、ずーっとそのままになっておりました。


最近、文教堂で碓井警部補の本がずらずらっと平積みされていまして、



ani_book2.gif
それじゃ、読んでみるかぁ。



第二作から、順に読み始めましたが、めんどくさくなって、エチュードは仕事場で、ペトロは家で同時に読みました。



514Z6EEA5PL.jpg

内容(「BOOK」データベースより)
その日、大学入学のため上京したパソコン・マニアの六郷四郎は、憧れの街・秋葉原に向かった。だが彼が、足を街に踏み入れた瞬間、店で万引き扱い、さらにヤクザに睨まれた。パニックに陥った四郎は、思わず逃げ出した!その瞬間、すべての歯車が狂い始めた。爆破予告、銃撃戦、警視庁とマフィア、中近東のスパイまでが入り乱れ、暴走する電気の街・アキハバラ。

安積シリーズの短編に、大したことをしていないのに騒ぎが大きくなったり、自分が犯罪を起こしたとあわててしまう若者の話がありましたね。
アマゾンのカスタマーレビュー 4.0
イマイチ感が・・・40点



51AEvGq6cvL.jpg

内容(「BOOK」データベースより)
横浜、池袋、下高井戸―。非行少年が次々に殺された。いずれの犯行も瞬時に行われ、被害者は三人組でかつ外傷は全く見られないという共通点が。一体誰が何のために?おなじみ碓氷部長刑事も広域捜査の本部にかり出されて…。警察、伝奇、武道、アクション…。今野敏がこれまで書き続けたジャンルを融合した、珠玉のエンターテインメント。堂々のサスペンス巨篇。
陰陽師やお祓いの話が出てきます。珠玉のエンターテインメントって、言い過ぎでしょw
アマゾンのカスタマーレビュー 3.6
60点



91c3QCcDEoL.jpg
内容(「BOOK」データベースより)

渋谷・新宿で相次いで発生した無差別殺傷事件。警察は衆人環視のなか、別人を現行犯逮捕するという失態を繰り返してしまう―。警視庁捜査一課・碓氷弘一は警察庁心理調査官・藤森紗英を相棒に事件の真相に迫る。


プロファイリングがテーマ。美人の警察庁心理調査官が登場・・・これってドラマ化狙いだよね。
アマゾンのカスタマーレビュー 3.9
70点・・・甘すぎか。



81sE1Z3EIXL.jpg

内容(「BOOK」データベースより)
高名な考古学者の妻と弟子が相次いで絞殺され、現場には古代文字「ペトログリフ」が残されていた。この文字について調査を任された警視庁捜査一課の碓氷弘一警部補は、専門家を訪ね歩くうちに最強の助っ人とめぐりあう。それは、考古学、民俗学、言語学に通じる不思議な外国人研究者、アルトマン教授だった。考古学界を揺るがす惨事について、いにしえの文字が伝えようとしている意味とは?刑事と学者、異色のコンビが、殺意の正体に迫る!警視庁捜査一課・碓氷弘一シリーズ第5弾。

今回は相棒が外国人の考古学者w
アマゾンのカスタマーレビュー 3.0 厳しいっすね。
うーん、60点


今野さんの他のシリーズと比べて、イマイチでしたね。STシリーズは本屋で第一作を途中まで立ち読みしてから全く読んでいませんけれど。


「他に読む本がない時に買って読む」程度でしょうか。残念。




k_line_c.gif
posted by 金魚 at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
banner_04.gif この書評、気に入りましたらお願いします。