2008年07月11日

三周年記念は、恩田陸?

正確には、 7月10日 が3周年だったんですが、出張のため記事を書けませんでした・・・ぐすん。




本 月の裏側
 恩田 陸  幻冬舎文庫

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは“人間もどき”の存在に気づく・・・。



面白いです。「人間もどき」の設定がやや安直ではありますが、ストーリー展開が巧みで読ませてくれます。



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でも、結末はこれでいいんでしょうかね? 



               pierrots.gif




さて、この小説の中で紹介されているジャック・フィニィの「盗まれた街」・・・・・



オイラはまだ読んでいません、あしからず。




それよりも、この本と関連して気になったのは・・・



本 ソラリスの陽のもとに
  スタニスワフ・レム  ハヤカワ文庫




『 水・巨大な知的生命体・人間もどき 』



はい、このブログ恒例の読み比べ。Ani_020.gif



菫色の靄におおわれ、たゆたう惑星ソラリスの海。一見なんの変哲もないこの海だったが、内部では数学的会話が交され、みずからの複雑な軌道を修正する能力さえもっ高等生命だった!
人類とはあまりにも異質な知性。しかもこの海は、人類を嘲弄するように、つぎつぎ姿を変えては、新たな謎を提出してくる・・・・・思考する<海〉と人類との奇妙な交渉を描き、宇宙における知性と認識の問題に肉迫する、東欧の巨匠の世界的傑作


     kobito_b.gif
こんな紹介文見ちゃったら、絶対読まずにはいられませんよね。



この文庫本を買ったのは、10年位前。もう、10数回も読んでいます。



完読したのは、一回だけ。



ane1.gif
 ハァ? 



そう、この小説を最後まで読んだのは、今回が初めてなんです。dojos.gif





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つまらないんだなー、これが!



30ページ読んではぶん投げ、あらすじ忘れてまた最初から40ページ読んでは挫折・・・。



十年もの間、読了できずにおりましたー がく〜(落胆した顔)




クラークお爺の XXXX年宇宙の旅シリーズもひどかったけど、この小説はそれにわをかけてつまらない。





そりゃー、上にも書いたとおり、テーマは壮大で魅力的ですよ。でもね、小説としてはつまんない。ヘタクソ。



まーた、主人公のケルビンがどうしようもない人物で感情移入できません。



結構、この作品を傑作と評している方が多いんですが、






     テーマは哲学的で壮大。素晴らしいけど、


     小説としては、駄作 




・・・・・言っちゃった〜 anryu05.gif



幾度も書いておりますが、SFと言えども、



名作には、気品と文学的香りが漂うものであります。




この作品にはそれがないのよね。 残念。



テーマ、素材は申し分ないのに、出来上がった小説は台無しって、コータローさんのオーデュポンの祈りみたいだなァ・・・



・・・・・またまた言っちゃった〜 anryu05.gif





これを読了できたのも、月の裏側と読み比べしたかったからなんですね。恩田陸さんのおかげです。




どうせ読むのなら、星を継ぐものとか幼年期の終わりとか、アルジャーノンに花束をとか読んでくださいね。






posted by 金魚 at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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