2006年02月07日

立春とは名のみのこの寒さです。

ダイヤ 続折々のうた
  大岡 信  岩波新書 

『折々のうた』は、あまりにも有名ですから、説明するまでもないでしょう。この第二巻の『続折々のうた』には、冬の秀句がいくつも収められています。

こういう表現だと誤解を招いてしまいますね。どの巻でも秀作が収められているわけで、第二巻には小生の気に入った秀作が多いということです。



しんしんと寒さがたのし歩みゆく
                  星野立子

気分のいい時には、凛とした冬の寒さは楽しいものですが、この冬はかなりきつく感じます。今日は関東地方ではこの冬二回目の雪のようです。



ゆきふるといひしばかりの人しずか

                  室生犀星

この「人」は女性でなくてはいけませんね。



唇で冊子かへすやふゆごもり
                  建部涼袋

我が寝たを首上げて見る寒さ哉
              
    小西来山

ものぐさな小生にはよくわかります。




雪の夜の紅茶の色を愛しけり

                  日野草城

これは、『第四折々のうた』のものですが。かなり気に入った句ですので・・・




スペード 俳句日暦
  石 寒太  PHP文庫


一月一日より、一日一句ずつ採り上げ、三百六十六日歳時記として俳句を紹介しています。

『折々のうた』に収録されている句の方が遥かに好きなのですが、




ある程の菊抛げ入れよ棺の中

                    夏目漱石

昨日、亡父の初七日が済み少し落ち着いたところです。あらためてこの句のよさ、というより、悲しさ、温かさを感じます。






・・・もうひとつのブログはもう少し休みたいと思います。





淋しさの底ぬけて降るみぞれかな
           
                    内藤丈草














posted by 金魚 at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
banner_04.gif この書評、気に入りましたらお願いします。