2007年04月06日

完結編 うれしくもあり、悲しくもあり。    【バッテリー Y   あさの あつこ】

バッテリー Y
あさの あつこ 角川文庫

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以前、おとなも読んでねの記事に書きましたが、児童文学とはいいながら、おとなの味読に堪えうる良書であります。



中学野球をとおして、思春期の少年の葛藤・友情・対立、そして成長・・・主人公の巧だけでなく、その仲間たちを個性豊かに活き活きと温かく描いています。




ついに完結編が文庫化されました。


本日購入、即読了、長女に渡しました。


親子共通の愛読書です。







・・・金魚らしくなく褒めすぎましたかぁ? cndy_g.gif

では、もう少しコメントを。



思春期の少年を描いているというのに、この小説は、ほとんど女っ気なし・・・女性は、彼らのオカンと先生が主体でして、クラスメートの出番は極めて少ない。ほんの香り付け程度でした。

これは、児童文学ということで、あえて避けたのでしょうか? それとも作者の趣味なんでしょうか?

この点いささか物足りなく感じられた方もいるとは思いますが、オイラにとってはちょっと新鮮でした。

少年たちの仲間とのかかわり、思いを入念に描くのに、女の子とのラブロマンスなど入れてしまうと、ストーリーが散漫になってしまうような気がします。
       映画はどうなんじゃろ・・・

もうひとつ、この話は、舞台が別に野球でなくてもいいのでは? 他のスポーツでも十分可能だったでしょう。野球のほうが話が作りやすかったからでしょうか。


現に、野球の技術的なことはほとんど書かれていません。人間関係ドラマですね。少年野球小説と思って読まんといてね。

posted by 金魚 at 01:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 大衆小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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