2013年12月22日

時代小説 読み比べ  山本周五郎さんの逸品

📖 蜩ノ記
葉室 麟  祥伝社文庫


一ヶ月ぐらい前に読了していたのですが、忙しくてそのままにしていました。



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直木賞作品かぁ・・・・・



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内容紹介
手許に置きたい一冊。日本人の心をふるわす傑作時代小説!

第一四六回直木賞受賞作、待望の文庫化!

命を区切られたとき、人は何を思い、いかに生きるのか?


豊後羽根藩の檀野庄三郎は不始末を犯し、家老により、切腹と引き替えに向山村に幽閉中の元郡奉行戸田秋谷
の元へ遣わされる。秋谷は七年前、前藩主の側室との密通の廉で家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。
編纂補助と監視、密通事件の真相探求が課された庄三郎。だが、秋谷の清廉さに触れるうち、無実を信じるようになり……。凛烈たる覚悟と矜持を描く感涙の時代小説!



上田秀人さんのドロドロした権力闘争をいつも読んでいるので、新鮮だことw



これを読んで、山本周五郎先生の、『晩秋』を思い出しました。


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内容紹介
一度も奉行所に出仕せずに、奇抜な方法で難事件を解決してゆく町奉行の活躍を描く表題作ほか、「寒橋」など傑作短編10編を収録する。


あっさりした紹介w


この短編集に収載されている『晩秋』


 岡崎藩・水野忠善の用人であった進藤主計。彼は辣腕をふるい私曲をほしいままにし、反対派を処罰し藩政を壟断したという。

 津留は、この主計の身の回りの世話を命じられるが、主計のために切腹せられた父の仇を討とうと世話をしながら隙をうかがう。



この短編を 傑作 とおススメいたします。


わずか20数ページの中に、これだけの内容をかっちりとはめ込み、充実した小説に仕上げる。


山本先生の力量を見せつける逸品ではないでしょうか。


蜩ノ記に感動した方には、是非とも読んでいただきたい短編です。



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posted by 金魚 at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 時代小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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