
4月26日16時4分配信 産経新聞
という、最近のニュースがありました。
英国の東にある北海沖の海底に8000年以上前に水没した狩猟採集社会の遺跡があることを英バーミンガム大学の調査団が突き止め、さらなる調査に乗り出したそうです。氷河期の終わりに海面が上昇して海中に没したとみられます。
調査では約1万2000年前の狩猟採集社会とみられ、景観考古学と地理情報の専門家である調査団のギャフニー博士は当時の社会でも川や丘には名前が付けられ、洗練された文明社会だったとも指摘しました。人々は海面の上昇とともに現在のブリテン島が形成されるにつれて周辺の高地へと移動したとみられます。

奈須紀幸 講談社+α文庫
本書の文
「これまで、世界の四大文明は大河のほとりや河口地帯で約五〇〇〇年前ごろに一斉開花したと信じられてきましたが、冷静に考えれば金属器文化や設計整備された街路を持つ大規模都市、古代エジプトの巨大な石造ピラミッドなどが、いきなり未開社会の中から同時出現するとは考えにくいのです。」
そう、オイラも中学生の頃からず〜っと疑問に思っていたのがこれなんです。
磨製石器や土器を使い、農耕・牧畜が始まったとされる新石器時代から、いきなり四大文明ですよ・・・そんなのあり?

あれだけの技術を持った都市がそれまでの低いレベルの社会から忽然と現れるなんてあまりにも不自然ではありませんか。
高校でさらに詳しい教科書を見てもこの疑問には答えがありませんでした。
わたくしめのこの長年の疑問に答えてくれたのがこの本。
「海底遺跡」超古代文明の謎
posted with 簡単リンクくん at 2007. 4.28
奈須 紀幸監修
講談社 (2005.11)
通常2-3日以内に発送します。
講談社 (2005.11)
通常2-3日以内に発送します。
突如として高度な文明が誕生したのではなく、それ以前にも文明があったが、海面上昇のために多くの陸地が沈み、海底遺跡となっている。
第二章では、アトランティスの伝説に触れ、ジブラルタル海峡の海底説を紹介しています。
・・・ビッグ・オリジナル掲載の『 イリヤッド 』。いよいよ佳境に入ってきましたね。
そして、沖縄与那国海底遺跡・・・。
久々に、少年時代に戻り、大変楽しく読みました。

【関連する記事】