2007年05月29日

タイムスリップかぁ・・・【君の名残を・上下巻 浅倉 卓弥】 

書店にて・・・


小説でもテレビドラマでも、なんでも安易にタイムスリップだよなぁ。マンガの落ちの「夢だった・・・」と同様、もう禁じ手じゃないのかなぁ。
 


本 君の名残を・上下巻
  浅倉卓弥 宝島社文庫



ふ〜ん、四日間の奇蹟浅倉卓弥さんじゃないの。
どれどれ・・・上下巻1000ページじゃ立ち読みは無理だな〜・・・




      本 30ページくらい立ち読み



おさななじみの高校生、友恵と武蔵はともに剣道部。恋心とまではいかないまでも、ほのかな好意を持つ二人。

友恵と武蔵、そして友恵の親友の弟の志郎の3人が、平安末期の別々の場所にタイムスリップしてしまう。




ともえとむさし、源平の合戦? 


    これは、買いだな! 歴史好きなオイラだもの




ということで、

君の名残を 上
浅倉 卓弥著
宝島社 (2006.2)
通常2-3日以内に発送します。




志郎も物語(歴史)の中では重要な人物にはなるものの、ストーリーは友恵と武蔵を中心に展開されていく。

歴史にうとい現代の高校生でも、源平の戦いについては少しはわかっているようで、自分や周囲の運命はおぼろげながら推測できる。

愛するものを守ろうと歴史の流れに抗いながらも、運命(さだめ)を受け入れざるをえない・・・離れ離れにありながら八百年前の戦乱の世を生き抜こうとする友恵と武蔵。






登場人物も源平の合戦の数々と結果もほぼ熟知している歴史好きなオイラではありますが、この二人がどのように生き、再会を果たすのか。そして結末は・・・それを知りたく、一気に読み切りました。


文体がオイラに合って読みやすいのよね〜 マークスの山なんぞと比べたら雲泥の差や(また、余計なことを・・・)。


まあ、多少強引なところもありますが、東野圭吾さんや駄作海辺のカフカなんかとは比較にならないくらい面白い。



傑作? うーん・・・傑作かぁ・・・
安直なタイムスリップさえなければなぁ

修羅之章が物語上本当に必要なのかも疑問です。



・・・ということで、評価は、

限りなく傑作に近い秀作




第4回『 このミステリーがすごい! 』大賞受賞って、これがミステリ?


今は、なんでもミステリなんですよねぇ。がく〜(落胆した顔)



これは、『 SF大河歴史恋愛小説 』・・・です。



歴史ファンの学生さん、夏休みに読みましょう、オススメ。






ところで、これをお読みの青少年の皆さんに忠告。


    いつタイムスリップしてもあわてぬように、

             歴史はよく学んでおいてね。


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posted by 金魚 at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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