2005年07月20日

まずは、四日間の奇蹟から

本 四日間の奇蹟
  浅倉 卓弥  宝島社文庫

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 この小説を読んだのは昨年ですが、「このミステリーがすごい!」大賞の受賞作として、新聞、週刊誌、月刊誌の書評の絶賛を浴び、ベストセラーとなりました。文庫本の売り上げも、もの凄いようで、今年は映画化により、ますますブレークしそうです。

 どこがミステリーじゃい、とのツッコミはおいといて、文庫本の解説どおり、その卓越した文章力と伏線の見事さ、導入部の巧みさは、確かにすばらしい。読ませます。解説のお方は、心揺さぶられ、感涙に咽び通しだったそうな・・・ もうやだ〜(悲しい顔)

 しかし、あっしのような中年オジサンは、この程度のレベルで感涙には咽びません。
むしろ、ラストの教会でのピアノのシーンでは、なんか、引いちゃったなぁ。・・・おいおい、ここはクライマックスだってば!

と酷評してしまいましたが、青春まっただなかの中高生には当然ながらおすすめです。文学作品の読書には、最適の年齢時期があるのです。例えば中年オヤジが、若きウェルテルの悩みを読んでウルウルしてたらキモイでしょ。がく〜(落胆した顔)

さてさて、奇蹟といったら、コレです!

スペードイエスの遺伝子
   マイクル・コーディ  徳間文庫


 1998年に単行本が出版されましたが、この邦題と、鈴木光司瀬名秀明といった錚々たる作家たちの賛辞でベストセラーとなりました。

 遺伝学者のトム・カーターが、脳腫瘍の娘ホリーを救うために、かの遺伝子を見つけ出そうと試みる一方、救世主の復活、再臨を願う宗教団体と、暗殺者との対決、複雑に絡み合い、ストーリーは息もつかせぬ展開となります。

すばらしい、と言いたいところですが・・・・・

ダイヤ審判の日
   五十嵐 均  角川文庫


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 遺伝子工学・クローン技術とキリストの復活・再臨。そして、新たなるユダ。・・・キリスト教に縛られない日本人だからこそ、ここまで書けたのでしょうか? 絶賛!

この作品は、もっと評価されるべき。全国の書店の皆さま、
かわいい 審判の日 かわいいを是非とも店頭の目立つコーナーに置いてくださいまし。

・・・・・そういうわけで、今回のイチオシの作品は、
審判の日でした。

          やや欠け月 四日間の奇蹟   
          やや欠け月 イエスの遺伝子 
          満月 審判の日   
posted by 金魚 at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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