2017年01月28日

書評書き忘れていた?

本 弥勒戦争
山田正紀  ハルキ文庫



『神狩り』
の作家です。


一年半前くらいに読んだと思うのですが、再読してみました。



ani_book2.gif
神狩りのテーマは面白かった。ストーリーはなんだかイマイチだったけれどw




images2WE2P8F4.jpg

内容(「BOOK」データベースより)
超常能力ゆえに、自らに滅びの運命を課す独覚一族。その一人である結城弦は、長老から、人類を第三次世界大戦の危機に陥れようとする、正体不明の独覚の存在を知らされる。ところが、一族の掟に従い、悪しき独覚を除こうとする結城たちの前に姿を現したのは、ブッダ入滅後五十六億七千万年を経て現世に出現し衆生を救うといわれる弥勒だったのだ…。“神”をテーマに描く傑作SF。


物語は終戦から朝鮮戦争までの時代。そこで起こる様々な事件と超能力を持つ登場人物との関わり。


第二章【独覚】の、「この世の悲惨にはなにか意味があるのでしょうか。」の問いから展開する結城と世耕の会話・・・そこで語られる人類進化。

そして最終章で展開する独覚と弥勒の役割。


仏教をベースにして、神と人類の進化を綴る壮大なストーリーであります。



                 b_shibas.gif
テーマは壮大で非常に魅力あるものでしたが・・・



ちょっとページ数が少ないんじゃないの・・・犬



だから、話はちょっと小さくないか・・・がく〜(落胆した顔)





なんか尻つぼみ感ががく〜(落胆した顔)


神狩りと同じく、壮大なテーマは魅力的なんですが、ストーリーが矮小すぎるw


傑作とはおススメできませんね。


秀作・・・・・。


でも、絶対読んでおいた方がいい作品であります。




『人類が進化して環境適応していく』という構想は『ソラリスの陽のもとに』に通じるものがあり、そこのところは面白かったですね。






k_line_a.gif
posted by 金魚 at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月31日

神、人類進化・・・百億の昼と千億の夜

本 百億の昼と千億の夜
光瀬 龍  ハヤカワ文庫


本の裏表紙には、『日本SFの金字塔』とあります。


この文庫本は、

同じく日本のSFの古典である、

神狩り
bye2.gifと一緒に買ったものです。


どひゃ。がく〜(落胆した顔)

2年以上も前かいな・・・・・。


『日本SFの金字塔』に魅かれて購入したんですが、

序章の、

「寄せてはかえし 寄せてはかえし・・・」 のかっこつけたフレーズに嫌気がさして、ぶん投げてしまったんですね。メンゴ、メンゴw


2年もほったらかしにしておきましたが、読む本がなくなったので日本SFの傑作ということなので。


ani_book2.gif  ま、再チャレンジしよっか。


images.jpg

内容紹介
西方の辺境の村にて「アトランティス王国滅亡の原因はこの世の外にある」と知らされた哲学者プラトンは、いまだ一度も感じたことのなかった不思議な緊張と不安を覚えた……プラトン、悉達多、ナザレのイエス、そして阿修羅王は、世界が創世から滅亡へと向かう、万物の流転と悠久の時の流れの中でいかなる役割を果たしたのか?――壮大な時空間を舞台に、この宇宙を統べる「神」を追い求めた日本SFの金字塔。



序章を含めると9つの章から構成されます。

序章は、惑星の誕生から生物の誕生、進化。

第1章は、『モノリス』を想起させるような雰囲気が。

第2章は、なんと、プラトンとアトランティスの話が。

第3章は、ブッダか?

第4章は、イエス・キリスト!

第5章、第6章は、それまでの章から一気に物語が発展する。


     生物の進化の果てを見せつける。

宇宙を創造し統べる『神』、あるいは上位の意志とは何か。

第7章で、人類あるいは他の惑星の知的生命の進化と滅亡と『神』の関係が明らかにされる。

最終章である第8章では・・・・・。


壮大な世界観と『神』の解釈。

     圧倒される内容でした。


「圧倒される」とは言いましたが、「幼年期の終わり」、「リング、らせん、ループ」三部作、「星を継ぐもの」「アトムの子ら」などを読んでいるので、衝撃を受けるほどではありませんでした。

でも、面白い。

『日本SFの金字塔』と評価されているのに納得。

        傑作とオススメいたします。


この作品でのイエスの設定は、五十嵐さんの『審判の日』と同様に大胆w ・・・・・日本人作家でなくてはできなかったのではないでしょうかw


                   swings.gif                

 

さて、


神狩りも、この作品もいささかせつない。無常感というか、暗いというか。


欧米人と日本人の世界観・価値観・文化の違いなのかなぁ。

そこで・・・・・

幼年期の終わり星を継ぐものを読み、

そして、これに比較して日本人作家の

「百億の昼と千億の夜」、「神狩り」、「リング・らせん・ループ」を読み、


この世界、人類進化、そして「神」といわれるものについて、SF作品にひたってみませんか?





k_line_c.gif

posted by 金魚 at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月24日

日本SFの古典

だいぶ、ブログの更新をさぼっちゃいましたね


全く本を読んでいなかったわけではありませんで、



上田さんの『簒奪』や鯨さんの『浦島太郎の真相』など読んではいましたが、書評を書くほどでもないかなと。




本 神狩り
山田正紀  ハヤカワ文庫



タイトルに魅かれましたね。神狩りなんて・・・



でも。


出だしがつまんないもんだから、読みかけでぶん投げちゃいました。



でも、せっかく買ったんだからもったいないし。


他に読む本もないし、我慢して読むか。


              ani_book2.gif




41hIrupEIXL__SS500_.jpg



内容紹介

情報工学の天才、島津圭助は花崗岩石室に刻まれた謎の《古代文字》を調査中に落盤事故にあう。古代文字の解明に没頭した圭助は、それが人間には理解不能な構造を持つことをつきとめた。この言語を操るもの──それは神なのか。では、その意志とは? やがて、人間の営為を覆う神の悪意に気づいた圭助は、人類の未来をかけた壮大な戦いの渦にまきこまれてゆくのだった。書き下ろし「三六年目のあとがき」/解説=神林長平



神に悪意があるっていうのは面白いよね。



原罪っていう考え方はあんまり好きじゃないし。


前世に悪いことをしたから現世に苦労するんだなんて考え方も大嫌い。




どうして善良な人が苦労したり、難病になったり、殺されたりしなけりゃいけないのか?



幼年期の終りや、ループのように。

   いや、ちょっと違いますが。



もし、造物主というものがあったら、あるいはヒト誕生・進化に外部の力が関わっているとしたら・・・・・



それは、人間より遥かに秀でた能力の存在。


       しかし、悪意がある。




研究室でのモルモットより悪い。


シャーレの中で培養されている細菌のように、


上位の存在に勝手気ままに生存を左右される。




そういう視点から、このSF小説を読むと面白いのですが。



ちょっとタイトルに期待し過ぎました。



         誇大広告やな。



神狩りまでいかない。神への挑戦レベルですね。



テーマ的には満足しましたが、


出来具合に、ちょっと、がっかりしました。



タイトルに期待し過ぎたのがいけなかったなー。もうやだ〜(悲しい顔)



                yokotobis.gif




7月20日に、五周年となりました。



               kitakatas.gif



五周年記念にふさわしい作品として何を紹介しようと迷っているうちに、20日を過ぎてしまいました。犬




なかなか、いい本にめぐり会えませんね。




                   b_shibas.gif




k_line_a.gif
posted by 金魚 at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月30日

まーた、今野さんの本読んじゃった。『時空の 巫女』

本 時空の巫女
今野 敏  ハルキ文庫



内容(「BOOK」データベースより)

新人タレントの発掘を依頼された原盤製作会社社長の飯島は、その途中で、惹きつけられるように二人の女性と出会う。かつてネパールの生き神様「クマリ」だったチアキ・シェスと、AVに出演していた池沢ちあき。一方、自衛隊の情報部には、驚くべきレポートが届けられていた。世界の超能力者たちの見る、地球滅亡を思わせるような夢に現れた、「チアキ」という名前。二人の「チアキ」が出会う時、世界に迫る危機が明かされる。傑作長篇小説、待望の新装版。




わずか、280ページ程度の小説でありますが。


ani_book2.gif




41T3P1DihXL__SL500_AA300_.jpg





イコンでも、アイドル論をとうとうと展開していましたが・・・
     kobito_b.gif クリックしてね。




ここでも、アイドル論が(笑)・・・



今野さんの小説は、必ず蘊蓄を展開していますね。


さらにこの作品の中で語っていくのは、



時間の認識、意識・無意識、世界観、そして、神の存在。



心理学と物理学の研究を、マクルーハンという教授の話を通して読者に紹介していきますが、これが面白い。



これだけ中身の濃い論理を展開している割には、ストーリーはあっさり(笑)。



小説として楽しむというより、その中の蘊蓄を楽しむという作品でしょう。



       【 人生は選択の総和である 】


            面白かったです。

            




k_line_a.gif
posted by 金魚 at 08:51| Comment(0) | TrackBack(1) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月01日

「地球の長い午後」を読んだ長い長い秋の夜

本 地球の長い午後
ブライアン・W・オールディス  ハヤカワ文庫



何か月前に買ったんですが、読みにくいので20ページくらいでぶん投げていました。



読む本がなくなったし、SFも久しぶりだし。もう一度読んでみるか。




ani_book2.gif




       だーっっつつつ!




       読みにくいんだよなー。



           訳がへたくそなのかぁ? 


            序盤、ひどいよー。



文章が日本語にこなれてないから読みにくいんだろなー、まるで大江健三郎の小説みてー。




・・・・・・・・・・がく〜(落胆した顔)




          言っちゃった言っちゃったー

                 jozi8d.gif  








この程度の厚さなら、面白ければ1日で読めるんですが、なかなか読み進めないのです。



しょうがないので、会合に持って行って読んでいましたら・・・



「何読んでるんですか? アッ 『地球の長い午後』! これ、スンゲー面白いですよ!」


( ・・・・・ほんとかいな? )    



読むのに6日かかりました・・・犬




51a0M9PaInL__SS500_.jpg



〔ヒューゴー賞受賞〕大地をおおいつくす巨木の世界は、永遠に太陽に片面を向けてめぐる、植物の王国と化した地球の姿だった! 人類はかつての威勢を失い支配者たる植物のかげで細々と生きのびる存在に成り果てていた……。イギリスSF界を代表する巨匠が、悠久の時の果てにSF的想像力の精髄を展開する名作             




「スンゲー面白い」を励みに、100ページ、200ページと読み進めましたが、一向に面白くならない・・・・・



結局、最後まで面白くならずに、読み終わりましたとさ。



「スンゲー面白い」と言った彼は、『 幼年期の終り 』がつまらなくて挫折したんだそうで・・・
             感性が違うのね。


         夏への扉 はイイって言ってたけど・・・



様々な生物(植物、動物)の羅列。小説としての完成度はありません。登場人物に感情移入もできず、ただただ、早く読了したいと・・・。




ネットで書評みてみますと、傑作だとか、翻訳がいいとか。




           ウソッ! がく〜(落胆した顔)




オイラ的には、この小説は・・・・・



            駄作!




幼年期の終りのような壮大なテーマもなく、夏への扉のような面白さもなく、アルジャーノンに花束をのような感動もなく、




      読書の秋の数日間を無駄に過ごしてしまいました。






             bulls.gif
             やれやれ。








k_line_a.gif
  
posted by 金魚 at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月18日

エンド・ゲーム・・・これでエンドなの?常野物語

本 エンド・ゲーム  常野物語
恩田 陸   集英社文庫



光の帝国蒲公英草紙
         kobito_b.gif クリックしてみる?        



に続く、【 常野物語 】シリーズ第三弾であります。




もう、2週間も前に読んだんですけど、なかなか書評を書く気になれず・・・・・
     
         こんな出だしのときは、評価低いねん。



それは、おいといてと。



第一作、第二作では、なんのことか分からなかった、


『裏返す』

『裏返さ』なければ、『裏返され』てしまう。



の意味がいよいよ明らかに・・・引っ張りすぎだろ(笑)


さらに、『つつむ』、『洗濯屋』の語が・・・


ani_book2.gif




419FtZuebPL._SL500_AA240_.jpg



『あれ』と呼んでいる謎の存在と闘い続けてきた拝島時子。『裏返さ』なければ、『裏返され』てしまう。『遠目』『つむじ足』など特殊な能力をもつ常野一族の中でも最強といわれた父は、遠い昔に失踪した。そして今、母が倒れた。ひとり残された時子は、絶縁していた一族と接触する。親切な言葉をかける老婦人は味方なのか?『洗濯屋』と呼ばれる男の正体は?緊迫感溢れる常野物語シリーズ第3弾。



特殊な能力をもつ常野一族・・・その中でも、際立つ『 裏返す 』能力とは?



第一作、第二作と読んだオイラとしては、興味津津、ワクワクと読んだわけであります。



・・・・・・・・・・がく〜(落胆した顔)



身勝手な、拝島親子・・・意味のない暗闘?



そして、エラソーな火浦w。




       なんだろね、この作品は。




         素材は完璧なのに、料理だいなし!



よそさまのブログで、「前から、後半に失速する傾向があったが、それが加速した」なんて、書かれてますがな。





・・・・・伊坂さんの、オーデュポンの祈り村上さんの、海辺のカフカ
            kobito_b.gif ここも、クリックしてみる?


のように、テーマや素材は惹きつけるのに、作品は、つまんねー


           言っちゃった〜 がく〜(落胆した顔)


                  anryu05.gif
            ゴメンネ、ゴメンネ〜!
                 U字工事 好きや〜 るんるん


         でも、ホントだもんね。猫



このままじゃあ、あのクラークお爺の 『 20××年宇宙の旅シリーズ 』 のように、



これまで読んできた いきがかり上、しかたなく読む



だけになっちまうじゃありませんか。もうやだ〜(悲しい顔)




   なんとかしちくりー b_shibas.gif



k_line_a.gif
posted by 金魚 at 13:56| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月24日

常野物語

本 蒲公英草紙
恩田陸  集英社文庫



『 常野一族 』、再び・・・



ぴかぴか(新しい)光の帝国ぴかぴか(新しい)を読んだ金魚といたしましては、これは是非読まねばなりません。
  クリックしてね。


でもね、

    登場人物が、ストーリーを語るという文体

は苦手でして、20ページほど読んでぶん投げておりまして、その間、のぼうの城沃野の伝説残照などを読んでおりました。



で、昨日他に読みたい本を買ってきたんですが、せっかく買ったんだから、その前に買った本を先に読んだ方がいいのかなーと。




               ani_book2.gif
              昨夕、読みました。



32053629.jpg


本 青い田園が広がる東北の農村の旧家槙村家にあの一族が訪れた。他人の記憶や感情をそのまま受け入れるちから、未来を予知するちから…、不思議な能力を持つという常野一族。槙村家の末娘聡子様とお話相手の峰子の周りには、平和で優しさにあふれた空気が満ちていたが、20世紀という新しい時代が、何かを少しずつ変えていく。今を懸命に生きる人々。懐かしい風景。待望の切なさと感動の長編。



                 pierrots.gif                 



あちこちの書評は・・・褒めてますなー 犬



ま、面白いです。若い方にはオススメ。



しかし、最後の3ページって、いらんだろ。

        ゲッ! 最も大事なところを否定しちゃった!



作品中のところどころで、語っているし、特に200ページあたりの【 椎名と新太郎のやりとり 】で十分意を尽くしているんじゃありませんか?


    はっきり言って、蛇足だよね。



ま、それはおいといて、( おいといちゃうのか がく〜(落胆した顔)


よそさまのブログ書評で、

『この話で超能力自体にたいして意味を持たせていないような気がした』

という、スルドイ指摘が。



しまう能力じゃー、災害から人々は救えんよね。もうやだ〜(悲しい顔)


スプーン曲げと同様、いざというときに役に立たない超能力なのかいな・・・悲しみに沈む人を慰める重要なシーンがあるけど、別に宗教でもいいよね。


なんだか、「常野一族」というテーマ素材にあまりにも期待しているオイラとしては、こんな展開じゃ、


           なんも言えね〜


              b_shibas.gif




k_line_a.gif
posted by 金魚 at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月11日

三周年記念は、恩田陸?

正確には、 7月10日 が3周年だったんですが、出張のため記事を書けませんでした・・・ぐすん。




本 月の裏側
 恩田 陸  幻冬舎文庫

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは“人間もどき”の存在に気づく・・・。



面白いです。「人間もどき」の設定がやや安直ではありますが、ストーリー展開が巧みで読ませてくれます。



31008798.jpg


でも、結末はこれでいいんでしょうかね? 



               pierrots.gif




さて、この小説の中で紹介されているジャック・フィニィの「盗まれた街」・・・・・



オイラはまだ読んでいません、あしからず。




それよりも、この本と関連して気になったのは・・・



本 ソラリスの陽のもとに
  スタニスワフ・レム  ハヤカワ文庫




『 水・巨大な知的生命体・人間もどき 』



はい、このブログ恒例の読み比べ。Ani_020.gif



菫色の靄におおわれ、たゆたう惑星ソラリスの海。一見なんの変哲もないこの海だったが、内部では数学的会話が交され、みずからの複雑な軌道を修正する能力さえもっ高等生命だった!
人類とはあまりにも異質な知性。しかもこの海は、人類を嘲弄するように、つぎつぎ姿を変えては、新たな謎を提出してくる・・・・・思考する<海〉と人類との奇妙な交渉を描き、宇宙における知性と認識の問題に肉迫する、東欧の巨匠の世界的傑作


     kobito_b.gif
こんな紹介文見ちゃったら、絶対読まずにはいられませんよね。



この文庫本を買ったのは、10年位前。もう、10数回も読んでいます。



完読したのは、一回だけ。



ane1.gif
 ハァ? 



そう、この小説を最後まで読んだのは、今回が初めてなんです。dojos.gif





01814576.jpg




つまらないんだなー、これが!



30ページ読んではぶん投げ、あらすじ忘れてまた最初から40ページ読んでは挫折・・・。



十年もの間、読了できずにおりましたー がく〜(落胆した顔)




クラークお爺の XXXX年宇宙の旅シリーズもひどかったけど、この小説はそれにわをかけてつまらない。





そりゃー、上にも書いたとおり、テーマは壮大で魅力的ですよ。でもね、小説としてはつまんない。ヘタクソ。



まーた、主人公のケルビンがどうしようもない人物で感情移入できません。



結構、この作品を傑作と評している方が多いんですが、






     テーマは哲学的で壮大。素晴らしいけど、


     小説としては、駄作 




・・・・・言っちゃった〜 anryu05.gif



幾度も書いておりますが、SFと言えども、



名作には、気品と文学的香りが漂うものであります。




この作品にはそれがないのよね。 残念。



テーマ、素材は申し分ないのに、出来上がった小説は台無しって、コータローさんのオーデュポンの祈りみたいだなァ・・・



・・・・・またまた言っちゃった〜 anryu05.gif





これを読了できたのも、月の裏側と読み比べしたかったからなんですね。恩田陸さんのおかげです。




どうせ読むのなら、星を継ぐものとか幼年期の終わりとか、アルジャーノンに花束をとか読んでくださいね。






posted by 金魚 at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月14日

幼年期の終わり、再び

本 幼年期の終わり
  アーサー・C・クラーク


この本については、すでにこちらで傑作と紹介しておりますが、
                     kobito_b.gif クリックしてね。

         

最近、このような記事が・・・

大学生が選ぶ本の大賞


「大学生に読んでほしい本」を、大学の文芸サークルに所属する学生らが選ぶ初めての試み「大学読書人大賞」の最終選考会が4日、東京・上野で開かれ、アーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』(光文社、池田真紀子訳)が大賞に選ばれた。SFの古典的名作の新訳文庫という、既存の文学賞では選ばれないであろう作品が大賞になったことこそ、この賞のユニークさの証明である。



詳細はこちらをお読みください。 クリックしてね。
   バッド(下向き矢印) だけどねー、あらすじを書きすぎじゃないのかなー
   

大学読書人大賞


 科学技術の本質について追求し、世界平和への道を示し、そして人類の存在価値という根源的な問いに読者をいざなう本書は文学の世界において最前列に位置した最高傑作のひとつである。戦争や差別、いまだ多くの問題を抱える現代に生き、それらの諸問題にこれから向き合い、解決してゆかねばならない若き世代が本書を読む価値は非常に大きく、本書は多くの大学生・大学院生が読むべき珠玉の一冊である。





自分の好みの本が絶版となったのを知ると、けっこう凹みますが、逆にこういう記事を読むと、うれしいですね〜




cover44.gif



【 幼年期の終わり 】は、傑作。


      青少年よ、ぜひ読んでね。



そして・・・・・



      中年の味読に堪える、一冊です。



k_line_a.gif



映画 大学生が選ぶ本の大賞

アーサー・C・クラーク「幼年期の終わり」

 「大学生に読んでほしい本」を、大学の文芸サークルに所属する学生らが選ぶ初めての試み「大学読書人大賞」の最終選考会が4日、東京・上野で開かれ、アーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』(光文社、池田真紀子訳)が大賞に選ばれた。SFの古典的名作の新訳文庫という、既存の文学賞では選ばれないであろう作品が大賞になったことこそ、この賞のユニークさの証明である。

 全国25大学の30サークルが参加し、半年かけて行われた賞の特徴は、「単なる人気投票だとベストセラーばかりが選ばれ、新たな本との出合いがなくなる」(鈴本万有理・実行委員長)と、サークル単位で議論、投票を重ね、受賞作を選ぶ選考方法をとった点だ。

 昨年11月末までの1年に出た本(文庫も含む)の中から候補作5作を選ぶ予備投票も、そこで決まった5作の中から、「これぞ大賞」と推す1冊を決め、その評論(推薦文)を提出するのも、すべてサークル単位。学生らは、サークルとしての統一意見を出そうと議論を繰り返さなければならず、結果として、議論に堪えうるだけの力を持った本が残る、というわけだ。

 最終選考会は公開討論で行われ、最優秀評論に選ばれた5サークルの代表者が登壇、熱弁をふるった。高度な文明を持つ異星人と出会った人類の成長を描く受賞作を推したのは、法政大の「もの書き同盟」。代表者は「難解だが、深いメッセージが込められた本。難解だからこそ、大学生が読むべきだ」などと主張した。

 作家が選考委員を務める既存の賞と一線を画す賞には、書店員が「売りたい本」を選ぶ「本屋大賞」があり、今やベストセラーを生む賞として定着したが、その成功は、読者に身近な書店員が選ぶから、という面も強かった。ならば同世代が選んだ本も、多くの学生に受けいれられるに違いない。実行委によると、国内170大学に250もの文芸サークルがあるという。その多くが参加する賞に育つことを期待したい。(村田雅幸)
posted by 金魚 at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月29日

久しぶりですみません

Tさんに、



「一か月も空いちゃうと、いつも見てくれるひとも来なくなっちゃいますよ。」



と言われた時には、ふーんそうか、ブログ更新しなきゃと思いましたが、




コアなファンなんて、ほんとにいるのかぁ? がく〜(落胆した顔) 

   コメントも一年もないんだよ。



二周年記念の記事だって、全くコメントなかったじゃないのよ・・・もうやだ〜(悲しい顔)



もう、読み手なんか、『 そんなの関係ねぇ〜 るんるん
              おっぱっぴぃ〜   



               swings.gif



さて、


本 パラサイト・イヴ
  瀬名 秀明   角川ホラー文庫


事故で亡くなった愛妻の肝細胞を密かに培養する生化学者・利明。Eve1と名付けられたその細胞は、恐るべき未知の生命体へと変貌し、利明を求めて暴走をはじめるー。空前絶後の着想と圧倒的迫力に満ちた描写で、読書界を席巻したバイオ・ホラー小説の傑作。



確かに、この小説が刊行された時には、大評判になったような記憶がありますが。



ミトコンドリアの暴走、そして宿主である人間への挑戦・・・テーマは壮大で生物学好きのオイラにはたまらない!



はずだったんですけど・・・。



01367215.jpg



『 リング 』もそうだったんですけど、いまはなんでもホラーなんですよね。
この小説は、SF。そして・・・



エロ小説かいな〜 がく〜(落胆した顔)


『 海辺のカフカ 』とタメを張るエログロ小説ですな。


もう、何度も書いてきましたが、SFの古典には文学的香りがあります。(幼年期の終り、アルジャーノンに花束を、夏への扉、塀についたドアなどなど)


しかし、昨今の作品にそれがあるのでしょうか?



              b_shibas.gif



この小説を定義するとすれば、SFエログロ小説でしょうか。


つまらないとは言いませんが、

         佳作にも入れたくないなぁ。



ま、とにかく、

      青少年は読まないでくださいね。




・・・なんのための書評なんだか もうやだ〜(悲しい顔)


posted by 金魚 at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月21日

また、読み比べてみますか?

恩田陸さんの本は、タイトルは忘れましたが、だいぶ以前に書店で立ち読みをしていて、ぶん投げた記憶があります。
ほんとにぶん投げたわけじゃありませんよ。心の中でという意味です。オイラは本は大事にしてます。30年前の文庫本も残っています。




本 光の帝国 常野物語

    恩田陸  集英社文庫


      30723907.jpg


膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちからー
「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への志向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。
彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか? 不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた常野一族をめぐる連作短編集。
              文庫背表紙より。



アマゾンの50を超えるブック・レビューには共通して、「優しい」、「もの哀しい」、「不思議な」などの語句が並びます。


10作の短編は、それぞれ工夫を凝らした作品に仕上がっていつつ、繋がっています。





秀逸な作品でありますが、オイラには作者が何を訴えたいのかわからないなぁ おいおい、褒めてんのか、貶してんのか? がく〜(落胆した顔)



第一話、第二話からグイグイと引き込まれ読み進みましたが、六話目の「光の帝国」はがっかりしたなぁ。
おいおい、それって本のタイトルやんか〜 もうやだ〜(悲しい顔)




間違いなく言えるのは、


      この小説、読んだほうが絶対お得です。

                
              ほっ。



以前一度こちらで紹介しましたが、同じように超能力者をテーマとした作品である『龍は眠る』『アトムの子ら』などと読み比べてみると面白いと思います。猫







このブログの数少ない(ほんとうに数少ない)読者のTさんから、「記事の更新まだですかぁ?」と言われていたのですが、体調不良に続く相次ぐ出張で大変遅れてしまいました。ごめんなさい。
posted by 金魚 at 19:15| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月29日

タイムスリップかぁ・・・【君の名残を・上下巻 浅倉 卓弥】 

書店にて・・・


小説でもテレビドラマでも、なんでも安易にタイムスリップだよなぁ。マンガの落ちの「夢だった・・・」と同様、もう禁じ手じゃないのかなぁ。
 


本 君の名残を・上下巻
  浅倉卓弥 宝島社文庫



ふ〜ん、四日間の奇蹟浅倉卓弥さんじゃないの。
どれどれ・・・上下巻1000ページじゃ立ち読みは無理だな〜・・・




      本 30ページくらい立ち読み



おさななじみの高校生、友恵と武蔵はともに剣道部。恋心とまではいかないまでも、ほのかな好意を持つ二人。

友恵と武蔵、そして友恵の親友の弟の志郎の3人が、平安末期の別々の場所にタイムスリップしてしまう。




ともえとむさし、源平の合戦? 


    これは、買いだな! 歴史好きなオイラだもの




ということで、

君の名残を 上
浅倉 卓弥著
宝島社 (2006.2)
通常2-3日以内に発送します。




志郎も物語(歴史)の中では重要な人物にはなるものの、ストーリーは友恵と武蔵を中心に展開されていく。

歴史にうとい現代の高校生でも、源平の戦いについては少しはわかっているようで、自分や周囲の運命はおぼろげながら推測できる。

愛するものを守ろうと歴史の流れに抗いながらも、運命(さだめ)を受け入れざるをえない・・・離れ離れにありながら八百年前の戦乱の世を生き抜こうとする友恵と武蔵。






登場人物も源平の合戦の数々と結果もほぼ熟知している歴史好きなオイラではありますが、この二人がどのように生き、再会を果たすのか。そして結末は・・・それを知りたく、一気に読み切りました。


文体がオイラに合って読みやすいのよね〜 マークスの山なんぞと比べたら雲泥の差や(また、余計なことを・・・)。


まあ、多少強引なところもありますが、東野圭吾さんや駄作海辺のカフカなんかとは比較にならないくらい面白い。



傑作? うーん・・・傑作かぁ・・・
安直なタイムスリップさえなければなぁ

修羅之章が物語上本当に必要なのかも疑問です。



・・・ということで、評価は、

限りなく傑作に近い秀作




第4回『 このミステリーがすごい! 』大賞受賞って、これがミステリ?


今は、なんでもミステリなんですよねぇ。がく〜(落胆した顔)



これは、『 SF大河歴史恋愛小説 』・・・です。



歴史ファンの学生さん、夏休みに読みましょう、オススメ。






ところで、これをお読みの青少年の皆さんに忠告。


    いつタイムスリップしてもあわてぬように、

             歴史はよく学んでおいてね。


k_line_c.gif
posted by 金魚 at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月09日

SFの古典には、はずれなし?         【星を継ぐもの   J・P・ホーガン】 

ダイヤ 星を継ぐもの
  J・P・ホーガン 創元SF文庫


星を継ぐもの
星を継ぐもの
posted with 簡単リンクくん at 2007. 4. 9
ジェイムズ・P・ホーガン著 / 池 央耿訳
東京創元社 (1998.11)
通常2-3日以内に発送します。



背表紙解説
月面で発見された真紅の宇宙服をまとった死体。だが綿密な調査の結果、驚くべき事実が判明する。死体はどの月面基地の所属でもなければ、ましてやこの世界の住人でもなかった。彼は五万年前に死亡していたのだ! 
一方、木星の衛星ガニメデで、地球の物ではない宇宙船の残骸が発見される。関連は? J・P・ホーガンがこの一作をもって現代ハードSFの巨星となった傑作長編!

            


帯のキャッチコピーは、『 確実に面白い 定番読書 』



先だっては、ミステリの古典を酷評してしまいましたが、ミステリはそういうことがままあります。もうやだ〜(悲しい顔)



でも、SFの場合はまず古典の傑作は評判どおりです。単に面白いだけではなく、文学的香りの漂う名作であります



解説の文にも、

「小説として、SFとして、おそらくは数多くの欠点を持っているこの作品には、そのすべてを帳消しにする魅力がある。読んでいる内に、胸がワクワクしてくるのだ。」

とあります。




『 幼年期の終り 』 のように人類の起源・進化にせまるSF



SFの古典の素晴らしさについては
      bye2.gif



何度も触れておりますが
      bye2.gif



本 今回も楽しいひとときを過ごすことができました。喫茶店



ありがとう、ホーガンさん。猫




      
posted by 金魚 at 20:59| Comment(0) | TrackBack(1) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月17日

こってこての古典ですが・・・「宇宙戦争」

宇宙戦争
  H.G.ウェルズ ハヤカワ文庫

久しぶりに読んでみました。
ブログも久々です、すみません。

宇宙戦争
宇宙戦争
posted with 簡単リンクくん at 2006.11.16
H.G.ウエルズ著 / 斉藤 伯好訳
早川書房 (2005.4)
通常2-3日以内に発送します。


SFの古典でありますが、最近アメリカで映画化されたように、今もってその魅力は色褪せない傑作であります。

圧倒的な科学力の差を持ち殺戮と破壊をほしいままにする火星人。その侵略から地球人は逃れるすべがあるのか?


この文庫の冒頭に、あのアーサー・C・クラークお爺が解説・評論を寄せておりますよ。SFファンは感涙に咽ぶと思いきや・・・



台風ク、クラークお爺、結末のネタばらししている〜 台風


こ、この、もう六時じい!(まあ、大家に遠慮して・・・)



普通、解説で作品の根幹に関わる部分に触れる場合は、

「ここからは、結末に触れるので(あるいはネタばらしになってしまうので)、未読の方はご注意ください」

とか、断り書きがあるものだけど、クラークお爺は、いきなりだよ!がく〜(落胆した顔)


しかも、ちぃとも悪びれることなく、この程度でこの作品の面白さが失われることはないなどとほざいている。

このもう六時じいのワガママは仕方ないとして、それをそのまま載せたハヤカワ文庫の編集部のバカどもは許しがたい。


コラ、責任者出て来い!


未読の方、ほんとに気をつけてくださいね。もうやだ〜(悲しい顔)
posted by 金魚 at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月27日

そろそろ、ウェルズ御大のお話でも・・・【奇跡をおこせる男】と【塀についたドア】

時計 タイム・マシン(ウェルズSF傑作集1)
       H・G・ウェルズ 創元SF文庫

タイム・マシン
H・G・ウェルズ著 / 阿部 知二訳
東京創元社 (1997.7)
通常2-3日以内に発送します。


この文庫読んだのは確か大学時代だったと思います。その当時の表紙は【ウェルズSF傑作集1】だった。どう考えても現在のタイトル順序は変。これまた売れればどうでもいいという根性のおバカな創元さんむかっ(怒り)
だから、読み直したくても、この表紙じゃなかなか買う気になれませんでしたよ。

      台風 あほ〜あほ〜カラスが啼いとる 台風
             ひさびさや。

さて、表題のタイム・マシンは、中学時代に読んで既に感激しておりましたが、この短編集の中で今回特に読みたかったのは、『奇跡をおこせる男』『塀についたドア』でありました。


ダイヤ 奇跡をおこせる男

・・・最高ですよ。笑っちゃいます。星新一氏のショート・ショートのようなオチもあって、楽しいSFです。あらすじは書かない方がいいでしょう。わずか30ページの短編ですから。未読の方は是非是非、オススメ。




ハート 塀についたドア

他の方のブログを読んでも、この作品を賞賛している人は大変多い。なかには「最大傑作」と絶賛している方すらいらっしゃいます。

オイラはそこまでのめり込んではいないけれども、これはいい。、オススメです。

『SFであっても、名作はどこか文学的香りが漂うもの』と、以前から申しております。幼年期の終りしかり、アルジャーノンに花束をしかり、夏への扉しかり、海底二万里しかり。


この作品には、読者の幼年期への憧憬を呼び覚ます、あるいは、読者を突然幼年時代に邂逅させる、そんな魔力があるのでしょうか。でなければ、僅々30ページのこの短編がこんなに多くの方々の称讃を集めることができないでしょう。




     ぴかぴか(新しい) 未読の方は、ぜひともこの佳品を・・・。ぴかぴか(新しい)






位置情報 ところで、このお話に出てくるドアの色は?   みどり



           緑のドア



これでピンときた方は、スゴイひらめき すごすぎる。



クラブ 最後の一葉(オー・ヘンリー傑作集T)
       オー・ヘンリー 角川文庫

これ、まさか絶版になってないよなー。 

この本に収載されている「 緑の扉 」も結構評判高い作品(当たり前ですけど)ですが、発表されたのは1904年
ウェルズの塀についたドア1911年です。

たまたま偶然なのか、緑のドアという言葉に何か聖書や古典からの由来があるのか、はたまたという色に意味があるのか? 不勉強なオイラには答えが用意できません。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・?!?!?!?!・・・・・・・・・・・・・・・



なんじゃ、これで終わっちまうのかいexclamation&question




            へい 猫 ごめんね。







あとで思い出しました・・・
          左斜め上 クリックしてね。
posted by 金魚 at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月23日

2001年宇宙の旅・・・って、もう未来じゃないのですね。

本 2001年宇宙の旅
   アーサー・C・クラーク ハヤカワ文庫


 文庫本には、SF史上に燦然と輝く記念碑的傑作と書いてあるけど、本当かい?

 映画は大評判で名作と言われていますけど・・・冒頭のツァラトゥストラの、ターンタータターン、ドンダンドンダンドンダンというこけおどし的な、しかしまさに壺にはまった音楽に、観客は参ってしまったのでしょうが、原作はというと、「あんまり面白くない」と思うのは、私だけ?

 クラークお爺は、続編の<2010年宇宙の旅>どころか、性懲りもなく、<2061年宇宙の旅>まで出してくれおって、2001年を読んだいきががり上、仕方なく読み続けてみたけど、長編の駄作の読破って本当に苦痛よ!

 ようやく、<3001年終局への旅>を手にした時は、本当にこれで終わりなんですねっ!と安堵いたしましたよ。やれやれ。

 ・・・というわけで、まだこの宇宙の旅シリーズを読んでいない方は、読む必要はありません。映画で十分です。もしも貴方が、完璧主義とか潔癖症であったらさあ大変、2001年を読んだが最後、2010年、2061年をという蟻地獄、無間地獄におちいりますぞ、あな恐ろしや・・・
ノウマクサマンダバサラダンセンダンマカロシヤダソワタヤウンタラタカンマン・・・不動明王真言を貴方のために唱えときましたからね、もう安心です。


本 幼年期の終り
   当然、クラークお爺  ハヤカワ文庫


幼年期の終り
幼年期の終り
posted with 簡単リンクくん at 2007. 5. 3
アーサー・C・クラーク著 / 福島 正実訳
早川書房 (1997.7)
通常2-3日以内に発送します。



 前振りが、長くなりましたが、いよいよ本題です。
『幼年期の終り』こそは傑作です。
たかがSFと馬鹿にするなかれ、名作にはやはり、文学の香りが漂うものです。


 それは、この小説に限らず、例えば、『アルジャーノンに花束を』しかり、『夏への扉』しかり、詩情豊かな作品に仕上がっております。こういう作品に出会えれば至福が訪れますね。

 突如として現れた、巨大宇宙船団。人類の知能・科学を凌駕する宇宙人による支配、彼らの目的は? そして人類の未来は? 壮大なテーマのもと驚くべきストーリーが展開されてゆきます。

 しかし、ハヤカワ文庫は字が細かすぎるぞ! なんとかしてくれい!

 ということで、今回のおススメは、『幼年期の終り』でした。次回は、本格的ミステリかな?


posted by 金魚 at 23:12| Comment(1) | TrackBack(2) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月22日

2回目は、ループかな・・・

本 リング、らせん、ループ   
鈴木 光司  角川ホラー文庫


 「リング」が駄作なら、「らせん」は佳作、そして『ループ』は傑作でしょう。これらを、ホラー文庫にしてしまった角川の人たちはおバカさんです(まぁ、売れりゃあなんでもいいわけなんでしょうが。)


ホラー映画として、あまりにもヒットしてしまったために、大方の人々は、この三部作をやはりホラー小説として認識しているのでしょうか?

そう、原作を読まずして映画だけを観た人は、間違いなくホラーだと思い込んでいるのでしょう。

いいえ、コレはSFです!



「リング」と「らせん」は、あくまでも『 ループ 』のための伏線でしかありません。

そして、

『 ループ 』こそが、壮大かつ深遠なテーマなのです。・・・ほめすぎかぁ?


ループ
ループ
posted with 簡単リンクくん at 2006. 9. 1
鈴木 光司〔著〕
角川書店 (2000.9)
通常2-3日以内に発送します。


コンピューターの仮想空間に作り上げた人工生命、この現実の地球の歴史を模した生物界の進化の歴史と現実界とのリンク、上位の意識(神)・・・本当に面白いテーマだと思います。今こうして現実に存在していると思い込んでいる我々の世界も、実はより上位の世界のコンピューターの中の仮想現実だったりして・・・。

 映画を観ただけだったり、「リング」だけで読むのを止めてしまったそこのあなた! いけません! すぐに本屋に走って、『ループ』を買いましょう 。

 ・・・今回も、角川の文庫を奨めてしまったようで・・・次回は、クラークお爺の『幼年期の終わり』を語る予定です。ではまた。
posted by 金魚 at 00:13| Comment(0) | TrackBack(1) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
banner_04.gif この書評、気に入りましたらお願いします。